「大人のための日本語・古典教室 帚木会」を立ち上げて、3ヶ月以上経ちました。日々の教室準備で気持ちのゆとりがなく、村田のページを全く更新できませんでした。本当に、久々の投稿です。
教室は、順調に進行しています。同じ内容の講座を4回行っています(A講座=木曜日の午前10時~11時半、B講座=午後2時~3時半、C講座=午後7時~8時半、D講座=土曜日の午後3時~4時半の4講座)。会員の皆さんには、A~Dのどこかの講座を選択していただきます。ただし、用事があったりした場合、他の講座に臨時変更することは可能です。
会員のかたの合計人数は約40人。年令構成は20代から80代までと、バラエティに富んでいます。講座により、雰囲気は少しずつ違いますが、どの講座も和気藹々としたいい雰囲気で進んでいます。

講座の内容紹介です。まず、第一部は「日本語講座」です。ここまで行った内容は、「誤りやすい日本語」「漢字の筆順」「暦」などです。「誤りやすい…」は、問題形式で行っています。今やっているのは慣用句の二択問題です。一例を挙げます。たとえば、「雨模様」というのは次のどれが正解でしょうか。①今にも雨が降り出しそうな空の様子。②小雨が降ったりやんだりすること。会員の皆さんがたは、こんな難問に頭を抱えながらも、新しい知識を身につける楽しさを味わっていらっしゃいます。これが約20分。
第二部は、「古典講座」です。まず、百人一首を一つずつ取り上げ、解釈や作者や時代背景の説明を加えながら鑑賞していきます。
次に、古典で必要な知識を分かりやすく解説します。「歴史的仮名遣いの発音」「物の怪の正体」「変体仮名の読み方」など。
メインは、古典文学を楽しく読むことです。今行っているのは『源氏物語』です。皆さんが飽きないように、『源氏物語』は「若紫」の帖でいったん停止し、『大鏡』を始めます。いくつかの作品をローテーションして、また数か月後、源氏に戻ってくる予定です。平安時代なんて結構かた苦しい世の中だったと思っていた人たちも、実際に学んでみると、当時は結構自由奔放にやっていたことがわかってきたみたいですね。第二部は約50分。
第三部は、「茶話会」です。講座に関することや、全然関係のない話まで、皆さん、次第に打ち解けて、お友達もぼちぼち出来始めたようです。第三部が約20分。

先日の日曜日にランチ会を開催したら、20名程度の会員のかたの参加がありました。戦争体験の話、映画や役者の話、旅行の話、時事問題など、様々な話題で盛り上がりました。バラエティに富んだ年齢構成というのが、新鮮な刺激になって、想像以上におもしろい会でした。気づいたら、予定の2時間をはるかにオーバーしていました。
今後、映画上映、夜の会、京都散策など、催しを増やして、会員相互の親睦を図っていきたいと思っています。

会員は常時募集していますので、興味のあるかたは気軽に、無料体験にご参加ください。