一乗寺のラーメン
京都の一乗寺は、全国有数のラーメン激戦区です。
京都造形から近いので、時々帰りに寄ります。
一番の人気店「鶏だく」の前を通ると、この日は珍しく行列が少なかったのです。
私の味覚とはとうてい相容れないであろう、究極のドロドロ・ラーメンだとは知りながら、つい魔が差して、入店しました。
食った感想はというと、確かに口が固まってしまいそうなドロドロぶりですが、スープ自体の旨味が効いていて、私でもイケました。

ドロドロ派にとっては、たまらない一品でしょう。
一乗寺のラーメン




上賀茂神社
自分の教室「帚木会」では、毎回『百人一首』を一首ずつ観賞します。
上賀茂神社次回は藤原家隆の歌なので、ラーメンの後は、その歌の詠まれた上賀茂神社へ行きました。
「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける(風がそよそよと楢の木を揺らす小川の夕暮れ。
そのさわやかさは秋を思わせるのに、夏の行事であるみそぎを行っている。
そうか、まだ、夏は終わってなかったんだな)」という清涼感あふれるこの歌、好きですね。ちなみに、この家隆は「夕陽庵」と名づけた家に住み、それが「夕陽丘」という地名になったと聞けば、大阪の人も親しみがわきませんか。
上賀茂神社まで北上すると、外国からの大量観光客の姿はまれで、「風そよぐ」と季節は違いますが、少し早めの紅葉を静かに楽しむことができました。
上賀茂神社